まず、と口頭説明売却金額や毎月の賃料などの数字以外の条件・内容もよく確認しておくことが大切です。また、契約書を熟読し、分からないことや疑問に思ったことはすべて解消してから契約をしてください。
どんな契約書にも専門用語や細かい条件が並んでいます。それを紐解くのが得意な方はその方面の仕事をしている人くらいなので、遠慮せずに質問をどんどん投げかけ、すでに書いてあることでも念のため確認するくらいの慎重さが必要です。法律を順守したうえでの契約内容なので、リースバックだからといって特別なものではありません。
例えば、「2年以内に買戻しできなければ退去してください。」と言われた場合。そもそもローンを組むのが難しい高齢者ですと、いずれは退去が前提となり、リースバック本来の趣旨とはかけ離れた条件ではないでしょうか。買戻し主眼であれば、その条件を当初契約書の盛り込むことは必須となります。買戻しを登記するかどうかは当事者の判断によりますが、契約書で充分ではないかと考えております。
不動産の売買は、人生の岐路になりがちです。リースバックはご自身の財産やご家族にかかわることですので、条件の良しあしだけではなく、長期的に考えてどうなのかも慎重に判断しましょう。