競売にかかった家でもリースバックができますか？

競売物件でもリースバックが可能な場合があります。

競売にかかっている際、リースバックを成立させるには二つの方法があります。ひとつは、任意売却をして、買主とリースバック契約を結ぶ方法。もう一つは入札に参加し、落札できた際にリースバック契約を結ぶ方法です。確実性が高いのは当然任意売却です。ただし、競売途中の場合は、債権者が任意売却に難色を示すことがあります。理論的には開札前日まで取り下げ可能、とありますが、実際は入札者への配慮から困難です。入札開始後では難しいでしょう。

入札参加でのリースバックはもっと厳しい

後者の入札に買主が参加する方法は、競り落とせなければそこで終わりですので、リースバックの可能性は限りなく低くなります。また競売物件の場合、落札から残代金の納付までの期間が短く、ローンを利用することが困難です。そのため、入札できてかつリースバックの家主を探すとなると、非常に困難です。そのため、競売の段階よりずっと以前の、支払いに困っている段階でにお問合せいただくのが賢明です。
結論、競売にかかった物件についてリースバックを受けられる可能性を問われると「難しい」と言わざるを得ません。