物件の町名までは伝えるけれど、番地を言って個人を特定されるのは嫌。まずはリースバック契約の条件を電話やメールで回答して欲しい。そんなご要望も少なからずいただきます。ネット社会のリスクを考えると、電話やメールで個人情報を伝えるのは抵抗があるのも無理からぬこと、とは理解しています。
しかし、ネット通販等で商品名だけ頼りに原材料も販売元も内容量も明らかでない商品をどう判断しますか?というお話に近く、結局は非常に安全を図った無難な回答を目指すことになります。百聞は一見にしかず。ネット上の簡易査定と現地調査後では驚くほど金額的な差が出るものである、ということはご理解ください。
簡易査定は、あくまでデータ集計に基づく、いわゆる理論値です。そのため値幅も「3000万から3600万円」などど、最少と最大値に2割程度取ることも少なくありません。不動産は世の中に一つとして同じものはなく、実際に現地を見て周辺の様子や建物の管理状況、未登記の物件がないかなど、公的な資料(登記簿謄本や公図など)だけでは把握しきれない点も価格に反映させていきます。
多くの方は、実際に担当者に会うと、「手間を掛けさせた分、断りづらい。」「しつこい勧誘を受けるのではないか?」と考え、二の足を踏んでいらっしゃることでしょう。
ご契約に至らない第一の理由は、経済的な合理性に適わないことでしょうから、契約に至らないことも仕方のないことであり、お気遣いいただくには及びません。以後の連絡がご負担であれば、率直に仰ってくださって結構ですし、フリーダイヤルへのご連絡でも承ります。